野菜の分類(概説)
フリー百科事典ウィキペディア『野菜』より
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野菜(やさい、英: vegetable)は、水分が多い草本性で食用となる植物と定義される。[1]「野菜」という言葉は料理用語であり、青物(あおもの)ともいう[2]。農業・園芸の分野では、野菜を蔬菜(そさい)と言うこともあり、蔬菜園芸などと用いられる。古代には山野に野生している草本植物のうち食べられるものを野菜と称していた。近代になって栽培しているものを蔬菜と呼ぶようになった。「蔬」も「菜」も食べられる草本植物の意味である。近年、野生品を食べたり販売することはほとんどなくなり、野菜と蔬菜は同義語となって、蔬菜の語は一部の分野で使われるだけとなった。
人工的に農業で栽培される食用となる草本植物で、主に葉や根、茎(地下茎を含む)、花・つぼみ・果実を副食や間食に食べるものを野菜という。同様な部分を食べるもので、野生のものを利用する場合、山菜という。
野菜には、利用目的上は果物であるイチゴ、スイカ、メロンも含んでいる。果物には木本性の果樹に実るものと草本性のイチゴ(バラ科)、スイカ・メロン(ウリ科)、トマト(ナス科)があり、草本性の果物は栽培上は野菜として扱われる。
現代では多様な植物が利用されるようになり、定義は曖昧である。多くは無機塩類やビタミン類、食物繊維が豊富で健康維持に役立っている。
日本において、欧米から導入され、第二次大戦後普及したセロリ・ラディッシュ・ブロッコリーなどを西洋野菜、1972年の「日中国交正常化」の頃から普及し始めた青梗菜(チンゲンサイ)・ターツァイ(ターサイ)・パクチョイなどを中国野菜と呼ぶことがある。
野菜には旬があるが、近年では品種改良・作型の改良(ハウス栽培など)・輸入野菜の増加によって、旬以外の時期でも市場に年間を通して供給されるようになった。またこれらの影響か、近年の野菜の味は昔よりも薄くなったと感じている人もいる。近年では少量での需要が増え、さまざまなカット野菜(切断されて部分的に販売される野菜)が利用されるようになった。
宗教・文化的理由もしくは主義として肉食を避ける人は、一般に菜食主義者(ベジタリアン)と呼ばれる。